SNS RPG的成長システム付き

http://d.hatena.ne.jp/mnemonics/20060723#1153619087

上の記事ではてなダイアリー市民になったようです。はてなからメールがきました。権利(つかえる機能)が増えるようですね。RPG的で面白いです。成長が楽しめるのはいいですね。

SNSもこのようなRPG的成長システムを入れるといいでしょうね。

RPGへのアナロジーはおもしろそうです。
ジョブチェンジ(システム)とか可能かしら。ジョブってなんでしょう?
クリスタルとかドローシステムとかもあるかな。

視点その2

小説執筆技術向上支援サイト Point Of View小説技術講義:『人称使い』になるための、役立つ視点技術より。

視点の狂いについて論じるために、視点を次のように定義している。

描写対象を「誰(語り手)」が「どのように」把握し描写するのか。
 これが視点である。「誰」は《立場としての視点》のことであり、「どのように」とは《観点としての視点》のことである。

《観点としての視点》とは語り手の価値判断基準(何を書き何を書かないか等)であり、《立場としての視点》とは語り手の物語における立ち位置であるとも言っている。

人称の違いは《立場としての視点》の違いに含まれる。

視点(の移動)

杉原厚吉著「理科系のための英文作法―文章をなめらかにつなぐ四つの法則」の第6章「視点をむやみに移動しない」より。

文章における視点とその移動を論じるために「共感度」という概念を導入している。

xに対する心的な近さを数値E(x)で表す。
E(x)をxに対する書き手の「共感度」とよぶ。

そしていくつかの仮説を設けその妥当性について論じている。

  • 仮説6.1 受動態の文では、E(主語) > E(もとの文の主語)の関係が成り立つ。
  • 仮説6.2 能動態の文では、E(主語)≧E(目的語)の関係が成り立つ。
  • 仮説6.3 視点の移動の少ない文章のほうが、視点の移動の多い文章より読みやすい。

省略してある場合は視点を復元し、共感度により文章をチェックする。

  • 仮説6.4 能動態のto不定詞に対しては、E(to不定詞の意味上の主語)≧E(to不定詞の目的語)

メモ:句での主語-述語にまで一般化されるかもしれない。

  • 仮説6.5 名詞Xの所有格を用いた表現X's Yに対しては、E(X)>E(Y)が成り立つ(代名詞の所有格も)。
  • 仮説6.6 一つの文のなかで共感度の満たすべき不等式が矛盾を含むとき、その文は不適格である。

また共感度の値の範囲は、0≦E(x)≦1と仮定する。話し手の視点がxに最も近い状態をE(x)=1とし、最も遠い状態をE(X)=0とする。

I,we,me,us等の一人称の代名詞が出てくると話し手の視点は無条件にそこに置かれる。すなわち、E(一人称)=1が成り立つ。これに従うと,by meやby usを伴う受身は不適格ということになる。なぜならば、E(受身文の主語)>E(me)等となるから。理系論文には例外もある。

  • 仮説6.7 一人称は最大可能な共感度をとる:E(一人称)=1。ただし、科学論文の中のweには、この規則は必ずしも適用されない。

視点移動の禁止と古い情報を前に置く規則は親和性が高い。

発表することの意義

何かを新しく学んだり何か新しい発見をしたら他人の前で話してほしい、といつもしつこく言ってます。
発表することのメリットとは何でしょうか。Give-and-Takeなんてことより、より大きなメリットがあることを、漠然とは感じているのですが……

  • まとめるためのいい機会になる(他者に話すためにはさらなる整理が必要なため)
  • 他者の質問により理解が不十分な点が明らかになる
  • 他者の指摘により理解の誤りを正すことができる
  • 他者の言葉による異なる表現(言い換え)により理解が深まる

よく言われることですね。

  • 自分のやっていることを他人に知っていてもらえる
  • しばらくすると他者がアイデアを育ててくれたりする

こういう経験もありました。

一番重要なのは次のことだと思います。

  • 表に出すこと(表現すること)により次が出てくる

アウトプットすることですね。大事な発見だからといって、自分だけの秘密にして、他人と共有しないでいると、次に出てくるはずのアイデアが生まれてこないことがある、と思う。自分の発見、アイデアを大事にするのはいいことだけれど、それを仲間で共有せずに後生大事に持っていると自然に成長は止まると思います。
イデアの誤りに気付かなかったり、アイデアの評価が妥当でなかったりすることもあります。

レティサンス(黙説法)

話題にしにくい

なんらかの反応を求めるためには、あえて最終的な完成された結論は書かないのかいいのか。

歯抜けや穴埋め状態の結論の方が、読者の積極的な反応を得られるのかもしれない。

レティサンス(黙説法)と関係あるかも。

"シャドーイングは万能薬なのか 英語教育エッセイ【英語教育ニュース】"

シャドーイングに関するエッセイ。
"ワーキングメモリ・モデル"というキーワードが気になります。

その次はワーキングメモリと呼ばれるところで聞こえた音の保持と分析がなされます。

右側部分は音韻ループと言って、聞こえた音の一時預かりのようなところです。ループの上では、聞いた音を心の中で繰り返して維持します。

Qualitative research. . ." と聞くと、「クォリテイティブ…何だったっけ」と心の中で意味を考えつつ繰り返しますね。心の中で、聞いた音をもう一度音声化することを内語化(subvocalization)といいますが、これって何となくシャドーイングに似てると思いませんか。そうです、シャドーイングは、この音韻ループで行われるサブ・ボーカライゼーションを意識的に声に出して行う訓練と考えられるのです。シャドーイング訓練を集中的に行うと音の復唱技術が著しく向上しますが、これは、ループ内に取り込める音の量(イントネーションやアクセントなどのプロソディ情報を含めて)が増え、正確に保持されることによってリスニングが容易になることを意味すると考えられます。

短期記憶回路

脳内に音声をループさせる回路のようなものがあり、短期記憶を維持できる仕組みを実現しているそうです。例えば7桁程度の数字の列ならばその発音を脳内で繰り返すことにより短い間だけ記憶することができることはこのような仕組みによるらしいです。
英語学習での只管音読やシャドウイングなどは、英語用の回路を作ろうとしているのかもしれない。

生音声だけで脳内に保持するのはなかなかつらいですね。